ホームドクター通信
2009年8月 No.45

◆お知らせ


残暑お見舞い申し上げます。夏期休暇の最終日(8月18日)に書いています。

先に提出してもらったアネトス通信で花火のことが書かれていましたので、今年の私の休みの過ごし方を。

17日に行われた熊野大花火大会を見に行ってました。三重県熊野市は私の両親の出身地で、私は花火の日に母の実家で生まれました。それ故、この花火大会を自分のためのイベントと思っているところがあります。長年みていなかったのですが、昨年祖母の初盆で久しぶりに見て、自分のルーツを顧みて今後のことを考える時間をもつという意味でもいいことかな、と思って今年もみました。毎年できるだけ見に行きたいと思っていますので、来年も勝手ながら8月17日、18日は休みにしたいと思います。よろしくお願いします。

参考URL 熊野大花火   http://www.ztv.ne.jp/web/kumanoshi-kankoukyoukai/


一旦報道が極端に少なくなった新型インフルエンザですが、またここにきてプロ野球球団の選手が集団感染したニュースだとか、死亡例がでたとか、かなり広がっているニュースがでてきています。新型インフルエンザは感染力が強く、またそれほど強毒性ではないとはいえ、基礎疾患のある人は気をつけないといけない、ということでしょう。うがいと手洗い、徹底してするようにしてください。


まだまだ暑い日が続きますので、熱中症、脱水症にご注意。水分補給は十分にしてください。




◆アネトス通信


残暑がまだまだ続きますが体調はいかがですか?
前回は少し長くなってしまったので、今回はリフレッシュのつもりで、皆さんが知っている花火についてお話します。

花火の歴史は、古く中国で発明され狼煙(のろし)として使われていた火薬が花火の始まりだそうです。火薬が日本へ伝来したのは種子島に鉄砲が伝わったときで、鑑賞用として江戸時代に有名になりました。あの『たまや〜!』、『かぎや〜!』の掛け声は、1733年から始まった両国川開き納涼花火(今の隅田川花火大会)での応援する掛け声で、鍵屋が民間花火業者で、玉屋は鍵屋から分家した業者でした。今年もう、天神祭奉納花火、PL花火、淀川花火大会は終わってしまいましたが、まだ少し残っているようです。
花火は祭りを盛り上げるためにあり、気分を高揚させる働きがあります。
そのために男女の告白で利用すると成功する確率が高いそうです。子供からお年よりまで楽しめ、眼や耳、それ以外にも振動を体で感じて夏を楽しみましょう。


アネトスの室内で花火大会をしました。
『家あげ花火』といい、壁に投影します。
利用者さんと楽しく鑑賞。毎日を楽しく、刺激的に!!












◆特集:ロコモティブ症候群


高齢化に伴い、運動器の障害も増加していきます。

運動器とは骨、関節、靱帯、脊椎、脊髄、筋肉、腱、末梢神経など、体を支え(支持)、動かす(運動・移動)役割をする
器官の総称です。

運動器の障害の原因には大きく分けて運動器自体の疾患と加齢による運動機能不全があります。

運動器自体の疾患には骨粗鬆症、変形性関節症、脊柱管狭窄症、関節リウマチなどがあります。また加齢により筋力低下、持久力低下、バランス能力低下などがおこり、身体機能は衰えます。これらに運動不足が加わりますと運動機能の低下が起こり、容易に転倒しやすくなります。寝たきり、要介護状態の危険因子となるわけです。


日本整形外科学会は運動器の障害により要介護の状態や要介護リスクの高い状態を表す新しい言葉として、ロコモティブ症候群(以下ロコモ)という概念を提唱し、和文は運動器症候群としました。ロコモティブとは、運動の、という意味で、機関車という意味もあります。

以前、高齢化によりバランス能力および移動歩行能力の低下が生じ、閉じこもり、転倒リスクが高まった状態のことを運動器不安定症という病態が提唱されました。

今回のロコモはこの運動器不安定症を含む、もっと大きな広い概念です。早くから運動器障害に気がつくようにという流れからロコモが提唱されたのだと思います。ロコモは徐々に進行することから、自分で気づくことが重要です。

そこでロコチェック。

次の5つをチェックしてみましょう(無理に試して倒れないようにしましょう)。
 1.片足立ちで靴下がはけない
 2.階段を上がるのに手すりが必要
 3.横断歩道を青信号で渡りきれない
 4.15分くらい続けて歩けない
 5.家の中でつまづいたり滑ったりする

ひとつでもあてはまればロコモである心配があります。





























ロコモ予防、進展予防のために運動をしましょう。

ロコトレ(ロコモーショントレーニング)

1.開眼片足立ち(左右片足一分ずつ、1日3回)

































2.スクワット(立った状態からお尻をおろします。深呼吸のペースで5〜6回を1日3回)














































3.その他:ストレッチ、関節の曲げ伸ばし、ラジオ体操、ウォーキングなど


























整形外科学会がメタボに対抗してつくったものといえますね。
メタボのように浸透して座って靴下をはいていると、ロコモと言われる時代が来るでしょうか?
でも、運動器を鍛えるのは長寿社会にとって必要なことではありそうです。



イラストは日本整形外科学会ロコモパンフレットから抜粋させていただきました。












◆かかりつけ患者さん募集中

 最近の医療は病気の診療だけではなく、病気の予防、早期発見、初期治療に重点が置かれています。
そのためには、「かかりつけ医」として日常的に気軽に診療や健康診断を受けることができる医院を目指すことが大切だと考えます。
当院では「かかりつけ患者」として下記に同意していただける方を募集しています。興味がございましたらスタッフまでお尋ねください。

何をしてくれるの?

かかりつけ患者になるには?

慢性疾患をお持ちで、月に一度は当院に定期的に受診される方のうち、下記の項目に同意していただける方です。
以上を納得され、書面にサインしていただける方を当院のかかりつけ患者として登録させていただきます。

現在のところ、何かあれば当院に受診される方、住民検診などを当院で受ける方はかかりつけ患者の範疇にはいれていません。風邪をひいたら、今回はあそこの診療所、次回は○○病院という方もご遠慮いただいています。

かかりつけ患者になって総合的に管理してほしいと思われた方がいらっしゃいましたらお気軽にスタッフまでお声をおかけ下さい。



◆編集後記

今月も遅くなってしまいました。

今年は記録的冷夏や真夏にインフルエンザが流行するなど、いつもの夏とは少し違いますね。

月末には選挙も控えています。

来月号はもう少し早く、頑張りたいと思います。